[JSCS mailnews 308] Sep.19, 2023

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                  日本計算機統計学会メールニュース
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                                 No.308 (2023年9月19日発行)
                                 発行:日本計算機統計学会 広報委員会
                                       
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==================================================================== ==================================================================== 目次  ○ 本学会の一般社団法人化の説明とパブリックコメント募集について  ○ 応用統計シンポジウムのお知らせ ==================================================================== -------------------------------------------------------------------- ○ 本学会の一般社団法人化の説明とパブリックコメント募集について --------------------------------------------------------------------                      2023-24年度 会長 山本義郎  日頃から本学会の運営にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。  2017年度より,理事会,評議員会において本学会の法人化について検討し ておりましたが,小木前会長が推進され,引き続き取り組み産官学連携,学 会のDx化などに関連して,法人化のメリットが大きいことが確認されたこと で,理事会,評議員会において本学会の一般社団法人としての法人化を進め ることについて承認され,2023年度の総会にて法人化について承認をいただ きました。  本学会が法人化を進めるにいたった主たる理由について,概要を以下に示 します。  (1) 法律に則った団体となることで社会的信用が得られる。法人化による    社会的信用の担保のもとに,さまざまな活動や契約などの行為を行う    ことができる。また,万一のトラブル発生時には,法人として法律に    則った対応が可能となる。  (2) 任意団体は「人格なき社団」と呼ばれ,法律行為ができません。この    ため会長が個人の資格で諸事を実施することになっています。法人化    により法人として財産をもち,契約を結ぶ等の法律行為ができ,また    それに基づく権利義務関係を明確化することができる。例えば,学会    名で銀行の預金口座を開設することができる。現在,学会は複数の通    帳を管理しているが,いずれも会長の個人名義となっている。会長に    万一の事態が発生した場合には,個人口座に伴うトラブルも想定され    ます。法人化により一連の名義は団体名となり法人としての資産の管    理が可能になる。  (3) 学会へ寄付の申し出があった場合,任意団体では会長等の個人が寄付    を受けることになり,課税の問題も生じる。非営利型一般社団法人で    は,寄付金への課税はない。  (4) GoogleやSlackなどは非営利団体に対して,サービスを無料もしくは割    引で利用できるようにしているが,任意団体の学会は対象外で,非営    利型の一般社団法人の学会はサポートを受けることができる。  一方で,法人化にあたって,これまでの任意団体にはない業務や経費面の デメリットが想定されます。たとえば,税務を履行するにあたって,これま で以上に会計管理の明確化が求められ,それに伴う事務量と経費の増大が予 想されます。しかし,会計がより一層透明化することは,会員にとってむし ろメリットになります。また,経費については,法人格取得の準備費用と登 記費用,改選毎(2年に一度)の理事等役員の登記費用,法人税などがありま す。  しかしながら,これらの経費やランニングコストの増大は,本学会の現在 の財務状況から通常の学会運営を損なうほどのものではないことが確認され ています。  なお,法人化された場合でも,大会やシンポジウムへの参加,研究発表, 論文掲載,などの会員の基本的な権利は変わりません。しかし,学会を運営 する執行体制が若干変更され,法人の運営は「社員」によって構成される社 員総会が最高の議決機関となります。会員を社員とした場合には,社員総会 を成立させるための定足数の確保が困難になるため,一般には,会員から選 ばれた代議員を社員とする代議員制が多く採用され,本学会の場合には,評 議員を社員とする代議員制の採用を予定しております。  学会の事務局を委託しているシンフォニカは法人化の支援業務に実績をもっ ており,本学会の法人化に向けて手続きの内容やスケジュールについて検討 をお願いしています。  法人の定款(案)および法人化のスケジュールについては以下で確認できる ようにしております。   https://jscs.jp/%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95/%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%8C%96%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%91%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E5%8B%9F%E9%9B%86/  以上の通り,今後は社会的信用を一層高めた学術団体としてさらなる発展 を目指したいと考えています。本学会の一般社団法人への移行について,ご 意見,コメントがありましたら9月15日までに学会事務局(office@jscs.or.jp) までご連絡ください。  どうぞよろしくお願い申し上げます。  敬具 -------------------------------------------------------------------- ○ 応用統計シンポジウムのお知らせ --------------------------------------------------------------------                   実行委員長 小泉和之(順天堂大学)  応用統計学会では今年度,応用統計シンポジウムをオンライン形式で開催 いたします。チュートリアル的な意味も含めて,応用統計学的手法の理論の 丁寧な解説とその活用事例について提供し,会員・非会員の皆様の理解を深 めることを趣旨としております。  テーマは共立出版から出版されている統計学One Pointシリーズから厳選し ました。今年は『推薦システム』と『カルマンフィルタ』について,各著者 の先生による講演と実務家の先生による活用事例をご紹介いただきます。  本シンポジウムは,応用統計学会の学会員の方々はもちろん,他学会の皆 様,一般の皆様,学生の皆様と幅広くご参加を歓迎しております。著者の先 生の講義を直接聞くことができる貴重な機会となっておりますので,皆様の 奮ってのご参加をお待ちしております。  申し込み・概要は以下のURLからお願いします。   https://peatix.com/event/3662100/view?k=bca7992fcb46c350a0c27075e982475bfebc467e  テキスト準備の関係上,直前での申し込みではテキストが手元に届かない 可能性がありますので早めの申込みをお願いいたします。  日時:2023年11月15日(水)  ★第1セクション『推薦システム』    9:30-12:20 「推薦システムの多彩な世界」      講師:廣瀬 英雄先生(中央大学研究開発機構 教授)   10:50-11:00 休憩   11:00-12:00 「HR(Human Resources)領域の推薦システム」      講師:大羽 成征先生(ミイダス株式会社 シニアリサーチャー)   12:00-12:20 まとめと総合質疑  ★第2セクション「カルマンフィルタ」   13:30-15:30 「状態空間モデルを用いた時系列解析」      講師:野村 俊一先生(早稲田大学大学院会計研究科 准教授)   15:30-15:40 休憩   15:40-16:20 「状態空間モデルを用いた死亡率モデルの拡張」      講師:高須 佑哉先生(住友生命保険相互会社 主計部数理室)  ★参加費(1セクション分):    応用統計学会会員:3,000円    応用統計学会非会員:5,000円    学生(会員・非会員とも):1,000円   ※上記参加費は1セクション分の料金になります。  ★テキスト    共立出版統計学One Pointシリーズ    第1セクション:『推薦システム』    第2セクション:『カルマンフィルタ』  詳しい講義内容や講師の先生方については   https://www.applstat.gr.jp/event/symposium/ をご覧ください。  ・共催   共立出版株式会社  ・後援   一般財団法人 日本統計協会   統計関連学会連合   一般社団法人 日本品質管理学会   東京理科大学データサイエンスセンター :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::