臨床試験における不完全データの解析

- 実践で役立つ基礎理論とソフトウェアの活用 -

参加登録は締め切りました．

メニュー

申し込みフォーム (参加登録・テキスト購入)

印刷用案内文書(PDF)

開催概要

主催: 日本計算機統計学会， 後援: 日本計量生物学会

日時

2012年10月13日 (土) 13:00 - 17:00

会場

東海大学 高輪キャンパス 2号館 2階 2201教室

講師

阿部 貴行 先生 (慶應義塾大学医学部 クリニカルリサーチセンター)

【ご略歴】

  • 1998年3月 成蹊大学大学院工学研究科博士前期課程修了
  • 1998年4月より 萬有製薬株式会社 臨床医薬研究所に12年間勤務 [2005年6-12月 Merck Research Laboratory, Clinical Biostatistics (New Jersey) 出向]
  • 2007年3月 成蹊大学大学院工学研究科博士後期課程修了 博士(工学)取得 (主査:岩崎学教授)
  • 2010年4月より 慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター 生物統計部門 講師
  • 所属学会: 日本計算機統計学会，日本計量生物学会，日本統計学会，アメリカ統計学会
  • 学会賞: 2006年度 日本計算機統計学会 奨励賞

参加費 (テキスト代を含む)

区分 一 般 学 生
会 員 5,000円 3,000円
非会員 13,000円 8,000円
  • 会員価格でご参加いただけるのは以下の方々です．
    • 日本計算機統計学会 (主催)，日本計量生物学会 (後援) の個人会員
    • 日本計算機統計学会の賛助会員の企業・団体に所属する方々
  • 非会員学生の方は，当日学生証をご提示ください．
  • 非会員の方は，この機会にぜひ本学会への入会をご検討ください．入会手続きはオンラインで可能です．入会手続きと同時に，会員参加費でお申し込みいただけます．
  • テキストのみの購入も在庫限りで可能です (テキストの送付はセミナー終了後になります)．
    • 頒布価格: 3,000円 (会員・非会員とも，送料込み)

セミナーの内容

趣旨

経時測定データを得る臨床試験では，治療の効果不十分，有害事象の発現，患者の環境の変化による試験の参加中止など，様々な理由からデータが欠測し，無作為化が保証する処置間の比較可能性が低下する．このため，臨床試験の計画に際しては，欠測データの取り扱いが重要課題の1つとなる．これまでは，欠測を直前の値で補完する LOCF (Last Observation Carried Forward) 法がその簡便さから繁用されていたが，これは強い仮定を要するため，計算環境が整備され仮定の少ない手法も実行できる近年では批判も多い．2010年の米国 National Research Council の｢臨床試験における欠測データの防止策及び対処法｣に関する委員会の報告書 (委員長: R. Little 教授) においても，LOCF のような単一の値での補完法は，その仮定が科学的に正当化されない限り，主解析で用いるべきでないと指摘している．更に，欠測のメカニズムについての仮定に対する感度分析は必須であり，試験結果の主要な報告書に含めるべきであると提言している．今後，臨床試験成績の報告に際しては，そのような感度分析が求められ，臨床研究に従事する統計専門家として，不完全データの解析方法についての知識が必要になってくると考えられる．本セミナーでは，臨床試験における不完全データの統計解析の基礎理論と解析手法を整理し，それぞれの特徴および統計ソフトウェアでの実行方法を解説する．

到達目標

欠測を含む臨床試験データについて，適切な解析計画を立案し，それを解析し，結果を正しく解釈することができる．

スケジュール (予定)

  • 13:00 - 15:00 不完全データの統計解析
    • 不完全データを解析し，結果を正しく解釈するために必要な基礎理論を解説する．
  • 15:15 - 16:45 解析事例の紹介
    • 解析事例をもとに，統計解析ソフト (SAS and/or R) による実施方法とその出力の読み方を解説する．
  • 16:45 - 17:00 質疑応答

(予告内容から変更する場合があります．ご了承ください．)

参加登録・テキスト購入について

参加登録

セミナーにご参加いただくには事前の参加登録および参加費のお支払いが必要です．以下の申し込みフォームからお申し込みいただけます．

  • 申し込みフォーム (オンライン)
  • 参加登録期限: 9月21日 (金) → 28日 (金) 期限を延長しました!
    定員に達し次第締め切りとさせていただきますので，早めにお申し込みください．
  • 参加費のお支払い期限: 10月5日 (金)

【参加登録後のキャンセルについて】

  • 9月21日 (金) までにお申し出いただいた場合は参加費を返還いたします (ただし，振り込みの場合は振込手数料を差し引きます．テキストの送付をご希望の場合は，さらにテキスト代、およびテキスト送料を差し引きます)．
  • それ以降のキャンセルの場合，参加費の返還には応じられませんが，ご希望の場合はテキストを送付いたします．

テキスト購入

以下の申し込みフォームからお申し込みいただけます．

お支払い方法（参加費・テキスト代）

【振り込み】以下の口座にお振り込みください．

  • 《ゆうちょ銀行》
    口座番号: ００１８０-０-５３７３７４
    【口座名義】日本計算機統計学会
    ※他の金融機関からの振り込み合は，次の番号になります．
    〇一九 (ゼロイチキュウ) 店 当座 ０５３７３７４
  • 《銀行》
    三菱東京UFJ銀行 青山支店
    普通口座 ５２８４３２４
    【口座名義】 日本計算機統計学会

【クレジットカードでの決済 (日本計算機統計学会の会員のみ)】
以下の申し込み用紙に必要事項を記入し，ご署名のうえ，学会事務局に郵送またはFAXでお送りください．支払方法は1回払いとなります．日本計量生物学会の会員の方は，振り込みでお支払いください．

【書類の送付について】

  • 参加費の領収書は，セミナー当日にお渡しする予定です．
  • ご希望の方には請求書などの必要書類をお送りいたしますので，お申し込みの際に宛名・送付先をご指定ください．送付書類は見積書，納品書，請求書です．

会場までの交通

会場

東海大学 高輪キャンパス 2号館 2階 2201教室

  • JR・京浜急行「品川駅」下車，高輪口より徒歩約18分
    JR・京浜急行「品川駅」下車，高輪口より都バス「目黒駅行」に乗り「高輪警察署前」下車，徒歩約3分
    東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪駅」下車，徒歩約8分
    都営地下鉄浅草線「泉岳寺駅」下車，徒歩約10分

  • 東海大学高輪キャンパスのWebサイト

お問い合わせ先

セミナー専用 E-mail: seminar (atsign) jscs.or.jp

(atsign) を @ に置き換えてください．

セミナーの実施・内容に関するお問い合わせ

企画理事・セミナー実行委員 栗林 和彦 (ファイザー株式会社)

参加登録・テキスト購入に関するお問い合わせ (学会事務局)

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-6 能楽書林ビル5F
(財)統計情報研究開発センター内 日本計算機統計学会
TEL: 03-3234-7580 (平日9:30-17:00) FAX: 03-3234-7580
E-mail: office (atsign) jscs.or.jp