趣旨:
統計解析を行うにあたり,その過程や解析結果を視覚化することが重要であり,かつそれをWeb上などで,インタラクティブに操作可能なGUIアプリを提供することが肝要です.
ところが,GUIアプリの開発は,それ専用の言語やソフトウエアを習得する必要があり,実際に作成しようとすると大きなハードルが存在します.その解決の1つとして,最近注目されつつあるRの1つのパッケージであるshinyを利用したアプリの開発があげられます.
Rはいうまでもなくもっとも利用されている統計解析環境の1つであり,shinyはRのパッケージであるため,Rの関数(メソッド)の1つとしてGUIアプリを簡単に作成することができます.
本セミナーでは,そのshinyを用いて,インタラクティブ操作が可能なアプリケーションの開発とその利活用について説明します.
具体的には,二部構成とし,前半では,shiny等のパッケージのインストールの仕方から始め,必要なコードの構成についての説明,簡単なコードの書き方を習得します.
また,後半では,実際の場面での利用例を紹介し,作成上の工夫や運用上の問題点お
よびその解決方法などについて解説します.
対象:
現在Rを用いて(統計)解析を行っており,作成される図にたいして,インタラクティブな操作可能なGUIアプリを手軽に作成したいと考えている者.もしくは,GUIアプリの開発やその利活用に関心のある者.
到達目標:
shinyパッケージを利活用して独自のGUIアプリを作成することができ,さらにそれを公開することができる.
スケジュール(予定):
13:00 - 15:00 shinyチュートリアル
・Rおよびshinyのインストール
・UI,Serverの役割
・さまざまなツール
・パッケージの公開
15:15 - 16:45 事例の紹介
・自殺死亡の地域統計のビジュアライズ版
他1例
16:45 - 17:00 質疑応答
(予告内容から変更する場合があります.ご了承ください.)
当日の会場環境について(PC持参について):
<PCを持参ください(詳細)>のページをご確認ください.(近日公開予定)